離婚裁判を弁護士に依頼すると?

 離婚の交渉や離婚調停は、ご自身で進めるケースもありますが、裁判になった場合には、やはり弁護士を付けることがほとんどです。

離婚裁判で弁護士が必要な理由?

では、どうして離婚裁判で弁護士が必要かについて、ご説明します。

手続きが難しい
 離婚調停はあくまで話し合いの手続ですが、離婚裁判は裁判です。当事者の主張立証を元に、裁判官が判断します。このように、最終的に判決が予想されているため、手続が厳格に定めらています。 調停では、当事者が行うことも多いので、家庭裁判所も親切に教えてくれたりするのですが、離婚裁判では、そうは行きません。やはり、法律の専門家である弁護士に依頼した方がいいでしょう。
適切に主張する
 裁判では、請求する人に、主張立証責任があります。訴状や準備書面という、法律文書を作成し、自分の主張を記載します。しかしながら、何でも書けばいいというものではありませんし、裁判例を踏まえて作成することも必要となります。主張の仕方がまずいと、勝てる裁判も勝てず、もらえるべきものももらえなくなります。裁判というのはそのようなものなのです。
適切に証拠を出す
 主張する側に立証責任がありますので、証拠を出さなければなりません。しかし、何でも出せばいいというものではなく、検討の上、適切に出す必要があります。
適切に和解する
 和解で終わる事件も多いです。果たして、この和解条件で和解した方がいいのか、専門家である弁護士とともに検討する必要があります。和解条件を交渉することも必要です。交渉する以上、理由も主張する必要があります。
尋問
 途中で、本人尋問が行われることがあり、そのときには、尋問の準備をして備えます。言うべきこと、説明の仕方など、良く検討する必要があります。